当会幹事で脚本家の児島秀樹氏が県人会を訪れ、映画監督の小津安二郎が松阪市で過ごした青春時代を描いた小説『おーづせんせい』を村田会長へ寄贈されました。児島氏は、「小津安二郎が松阪で過ごした青春時代のことはこれまで言及されていなかった」と宮前村(現在の松阪市飯高町)で代用教員をしていた若き日の小津監督を紹介し、「その空白を埋めるような教え子の文集が地元の博物館に残っており、取材を進めるうちに“これは書ける”と思った」と執筆に至るきっかけを話されました。同氏によると、小津作品は「人間の本質が描かれている」とアメリカの小学校で教材になるほど世界で評価されており、本作品もアカデミー賞を選考・授与する米国映画芸術科学アカデミーから絶賛され、同本部の図書館に永久保存されるという。折しも今年は小津安二郎生誕120年。松阪市ゆかりの世界的映画監督が過ごした青春の舞台として地域に脚光が当たれば、と児島氏は話す。夏目漱石の名作『坊っちゃん』にも重なるような知られざる物語を受け取った村田会長は、「映像化できることを目指して、県人会でもPRさせていただきます」と話されました。小説『おーづせんせい』を寄贈する児島氏と村田会長